大学教授を大学のキャンパスで撮影。本人はビジネス領域を教えているのだけど、あえて「数学者」という設定で撮影。このブログではその設定を、忘れないように書き留めておこうと思う。
さて、いざ撮影。数学者は歩きながらでも研究のことを考え続ける。
思いついたアイデアを書き留める。
大きな木のしたで、同じような研究課題に取り組む世界各国の研究者たちに、思いを馳せる。
数学的な抽象的な世界。世界のディティールがにわかに失われて、構造だけが浮かび上がって見えてくる。
いよいよ研究が認められて、大学広報から「先生のプロフィール写真を」と言われて撮った(という設定)。
こうした設定は、本人が自然に表情を作るために、とても重要になってくる。「笑って」「真面目な顔して」という指示は、その背景がよくわからないので、被写体を困惑させる。そうならないように、かなりガッチリと設定を決めて撮る。
そのうち、この設定が高度になっていけば、自然とショートムービー的なものにも展開していくかもしれない。ポートレート100人のあとは、ショートムービー100本かも。