『最強のライフハック100』、店頭に並び始めました!
まえがきには、改めてライフハックの重要性を、OSのアップデートのアナロジーを使って語ってみました。
平成が終わるこのタイミングに、改めて取り組むべきライフハックを100個厳選しました。店頭で見かけたらぜひお手にとって見てください。
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平成の30年間を通じて、仕事の仕方が大きく変化しました。これからいよいよ、新しいワークスタイルの本番がやってきます。しかし、このアップデートに気づいて対応できている人は、実はそれほど多くありません。
このアップデートを一言で言えば、ずばり、ライフシフトです。
これから必要とされるのは、人生100年時代に向けて、自分自身をアップデートし続け、現役として輝き続ける働き方です。
ひとつの会社に所属しつづける「昭和の物語」は終わりを告げました。多くの企業で兼業、副業が許可され、複数の会社、団体に所属するのが当たり前になってくる。そのとき、「その会社独自」の働き方では通用しなくなります。
「会社に行く」という概念も変わります。在宅勤務も当たり前になり、場所に縛られない働き方が実現します。国境も関係なくなり、世界がいよいよつながっていきます。自動翻訳の技術の進展もあり、世界中のさまざまなチャンスへの扉が開くと同時に、世界中のライバルからの脅威にもさらされるでしょう。
この本は、このライフシフトに対応したアップデートを迫ります。その核心はなにか。それは、
「人生という唯一無二の時間を、何に費やすか。」
その判断基準をガラリと変えることです。
ジョブズは「もし今日が人生最後の日だったら、今日やる予定のことをやりたいだろうか」と自分自身に問うのだと言いました。今のあなたは、残念ながら今日やる予定のほとんどがやりたいと思えないかもしれない。この状態をこそ、アップデートしなければならないのです。
ライフハックとは、人生100年時代を輝き続けるための実践的テクニックです。どんな複雑で困難な状況に陥っても、サクッと解決する。これがハックの本質です。人生のサバイバル術であり、同時に、そのサバイバルを楽しむための方法論なのです。
もともとこうした新しい働き方に触れたのは、アメリカ留学のときでした。インターンとしてシリコンバレーで働くなかで、衝撃を受けました。グーグルでは業務時間の20%を自由に使ってよいとされ、無料の食堂でデザートをいただきました。またベンチャーのCTOの方からはいつも午後5時には退社、短時間のうちに成果を出すことの重要性を伺いました。夜、ホームパーティに参加すれば、そこでは会社の垣根を超えて最先端の話題で盛り上がっていました。
人生を彩るのは、喜びです。さまざまな国からシリコンバレーに集まった人たちから学んだのは、そうしたシンプルな人生訓でした。
仕事のなかで、多くの新規事業の企画立案、実行に関わってきました。そのなかでは、想定外のできごとにさらされます。思ってもみないことに遭遇したとき、不安に陥るのではなく、その冒険に喜びを感じられるかどうか。必要なのは、何が起こっても乗り越えられる確固たる方法なのです。
この本は、このライフシフトに対応したアップデートを迫ります。そしてそれは、人生という100年の冒険をサバイバルするためのアップデートであり、人生に喜びを取り戻すためのアップデートなのです。
準備はいいでしょうか。もう冒険は始まっています。一緒に大海原に漕ぎ出していきましょう。この冒険の書と一緒に。

仕事のスピードを上げながら質を高める 最強のライフハック100
- 作者: 小山龍介
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/09/01
- メディア: 単行本
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