一時期、JINS MEMEという集中度合いを計測できる眼鏡をかけていました。眼の電位センサーがついていて、目の動きをトラッキングするメガネで、集中して眼の動きが少ない時間がどれくらい続いているのかを計測できるもの。これをかけてみてわかったのが、なんと
集中できているのは30分だけ
という事実です。
このメガネでは、ある程度集中している時間と、フロート呼ばれる深く集中できている時間の二種類を計測できるのですが、深い集中についてはどんなにがんばっても30分程度なのです。
労働時間は一日8時間と言われていますが、それを真に受けてはいけません。実際には30分ほどしか、がっちりと集中できる時間はなく、問題はその貴重な30分というリソースを何に割り当てるかという問題なのです。
読書でも難しい文章と向き合う時間に当てるのか、しっかりとした文章を書く時間に当てるのか。はたまた、企画書をブラッシュアップする時間に当てるのか。優先順位に合わせて30分を使っていく必要があるのです。