iPadのデジタルメモは、さまざまな情報を集約するノートのかわりとして使えます。使えるどころか、今や紙のノート以上のさまざまなメリットがあります。
一方、iPhoneは、短いメモ用です。小型でいつでも手元にあるスマホは、長文を書くには不便ですが、短いメモであれば抜群の効果をあげます。そのひとつが、ドキュメントスキャンです。
通常のカメラとは違い、撮影する文章の傾きなどを検出して、それがまっすぐになるように補正を行ってくれます。書類だけでなく、ホワイトボードで書いた内容も、ちゃんと四隅を認識して、補正してくれます。
iOS11からは標準のメモ帳でも書類スキャンができるようになりましたが、僕はMicrosoftのOffice Lensを使っています。今のところ検出や補正の精度が高く、さくっと取り込めるからです。また、紙の書類とホワイトボードとで、画像処理の仕方も変えられ、きれいに取り込めるのも利点です。
もうひとつのメモ術は、ボイスメモ。まず、さっと録音できるようにコントロールセンターにもボイスメモを配置しています。すごく複雑なことをパーッと言われても、音声さえ残っていればあとからゆっくり確認ができます。
また、メモをとるときにも音声認識でとることも可能です。近年、こうした音声認識技術がAI技術によって格段に精度が上がりました。普通にキーボードで打つよりもよっぽど速く入力ができます。ただ、声を出して読み上げるのが恥ずかしい。誰もいなくてうるさくない場所などの条件が必要になるのが玉に瑕。