時間あたり、どのくらいのアウトプットができるのか把握していない人が多い。それでは、スケジュールも組めないですし、組んだとしても本当にその時間で終わるのか不安に苛まれることでしょう。
たとえばこうした本やブログの執筆は、30分刻みに字数を確認しています。僕の場合、おおよそ1500−3000字ほど。書く内容によってももちろん変わりますが、5000 字のレポートであれば1時間あればギリギリ大丈夫といった見通しが立ちます。企画書の場合も、1時間で作成できる提案ボリュームを把握しています。資料作成も、おおよその目安をもっているので、無理のないスケジュールが立てられます。
ただ気をつけたいのは、アイデアを考える時間は含んでいないということ。あくまで、思いついたアイデアを文章や提案資料に落とし込む時間です。あくまで作業です。
さきほど紹介した文章を書くときの文字数も、調べる時間などを考慮せず、純粋に執筆の時間を計測したものです。調べながら書いていると、当然アウトプット量のブレも大きくなります。まだ調査が済んでいないときには、その調査の時間も含めてスケジュールに組み込むべきでしょう。
また、アイデアの取り扱いも気をつけないといけないですね。アイデアを思い付くというのは、タイムマネジメントが難しい。思い付くときには一瞬ですが、そうでなければ何時間かかっても思いつかないかもしれない。そういった計測しづらいもの、計測したとしても再現が難しいものは、そもそも計測対象から外しておくべきでしょう。