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明日できることは今日しない

普通は、今日できることを明日に先延ばしするな、ということが言われます。しかし、実際は逆。明日に先延ばしできるのであれば、積極的に先延ばしした方がいい。

なぜか。最近よく言われることにVUCA(ブーカ)という言葉があります。VUCAは、Volatility(不安定さ)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧さ)という4つのキーワードの頭文字をあわせた言葉。ひとことで言えば、先が見えないということ。そうした時代にあっては、事前に綿密な準備をしていても状況が変わってしまって無駄になってしまうのです。だから、明日できることは今日しないのです。

ただ、ここで重要なのは、明日「できる」と分かっていることを先延ばしするということ。できるかどうかわからないことについては、「できる」と確信できる程度の準備はしておく必要があり、この塩梅がなかなか難しい。

フロントローディングで目処をつけておく

大きなタスクであれば、最初にすこし負荷をかけて作業をして、目処を立てておく。「あと2時間あれば仕上がるな」という感触をえてから、締め切り当日に2時間のスケジュールを割り当てておくのです。こうすれば、たしかに「できる」ということは担保できます。商品設計の世界では、このように前工程に前倒しして作業を進めることをフロントローディングと言います。

タスクが降ってきたら、最初に少し取り掛かってみて、その作業の全体像を把握してスケジュールに落とし込む。そのタスクに必要な時間をできるだけ正確に算出することこそが、時間管理のもっとも重要なポイントなのです。

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