残業のよくないところは、余裕があることです。たとえば翌日の9時に必要な書類を前日の21時につくっていたとします。まだ12時間あるという油断が、どうしても生まれてしまうのです。ついダラダラと仕事をしてしまう。3時間くらいはあっという間に過ぎていきます。そのうち終電の時間になって、徒労感とともに家路につきます。
もしこれを、翌朝1時間早く来て処理していたらどうでしょうか。早く家に帰って睡眠をとるので、心身ともに疲れはありません。さらに、以前の記事にも書いたとおり、睡眠中には自然と頭の中も整理されています。9時までに仕上げるという時間制約の危機感もあります。結果、ものすごいスピードで仕事をこなすことができます。
残業しないで、前業する。これから副業・兼業時代にはこれです。久恒先生のこんな本もあります。
この前業をやるようになって、午前中に積極的に打ち合わせやプレゼンを入れるようになりました。以前は、深夜まで仕事をした後の午前中は、なるべく予定を入れたくない苦痛な時間でした。しかし前業をするようになると、この午前中の予定こそ、締切の刺激を与えてくれる絶好の機会だということに気づきました。
この前業を、午前中のアポと組み合わせると、びっくりするような高い生産性を実現できます。