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寝る間に成果をあげる睡眠デフラグ法

「悩むくらいなら寝た方がいい」というのは、実は根拠もあります。寝ている間に脳は、昼間に起こった出来事を整理して、記憶に定着させているのです。そのときに出るノイズが夢です。 

「睡眠」と「記憶」、そして私たちが見る「夢」と「感情」に密接な関係があることはわかっています。感情というのは「好き」「嫌い」。好きの代表は食べ物が目の前にあるとき、嫌いは敵に襲われそうになったとき。どちらも動物はすぐに記憶が蘇り、素早く行動しないといけませんよね。それができるよう準備作業を睡眠で行っている。睡眠は「生きる抜くために必要な情報整理」と考えられています。(原文ママ)

なぜ人は眠るのか、夢はなぜ見るのか。謎だらけの睡眠の正体に最新科学で迫る(金沢大学・櫻井武教授)2013/1/18 | WAOサイエンスパーク

生き抜くために必要な情報整理は、寝ている間に行われている。これが哺乳類に共通する睡眠の効果です。とすれば、仕事における複雑な事象も、やはり寝ている間に整理されているはずです。事実、朝起きてみれば、頭がスッキリしていたという経験をしている人も多いでしょう。

パソコンで言えば、ハードディスクのデフラグのようなものかもしれません。バラバラに保存された記憶を整えて、脳の空きスペースをつくるような作業かもしれません。

これを逆手に取れば、寝る前に十分悩みのネタを仕込んでおくということになるでしょう。難しい本を読んで寝るのもいいですし、答えがなかなかでない企画についてぼんやりと考えながら寝るのもいいでしょう。寝るときに解決したいことを思い浮かべながらベッドに入ると、翌朝にはちゃんとすっきり答えが見えてきます。逆に、スマホでニュースなどは見ないようにしています。芸能ネタの夢を見てもしょうがないですからね。

さらに、夢うつつの時間をつくる工夫もしています。朝、ギリギリに目覚まし時計をセットするのではなく、まだ余裕がある時間に鳴らします。アラームで目を覚ましても、すこし布団の中でぼんやりする。この時間に思いつくことが多いのです。手元に手帳を置いている人もいます。

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