時間は重層的なものなので、その時間をどのように重ねるか、がキーになってくる。それは地域おこしの文脈でも商品開発でも、また芸術の分野でも同様である。時間をどのように重ねるということについての方法が必要になってくるのである。
地域おこしにおいて、過去の遺産や文化等を掘り起こすことは重要であるが、一方でその遺産の持つ精神性が現代にどのように接続されていたことを考えなければならない。
さらに、その活動が未来への広がりを持つためには、その地域だけではなく日本にとって世界にとって、どのような価値があるのかを取り続けなければならない。そのとき、地域おこしの活動の時間軸には、過去と現在、未来が重なり合ってくる。