ここ最近、ずっと55mmの単焦点レンズをつけていた。いわゆる標準レンズと呼ばれる画角で、見た通りの写真が撮れる。見たとおりなので、広角レンズのようにパースがかからないし、望遠レンズのように撮影対象とその背景が圧縮されたりしない。

SONY 単焦点レンズ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: Camera
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それが、ここ最近28mmに付け替えてみたら、これが新鮮。たとえば、住宅地を撮影したのが下。広角レンズならではのパースがかかって、ダイナミックな感じが出てくる。実際の風景は、ごくありふれた住宅街なんだけど、パースがかかると電線が視界にどんと入ってきて、まるで違う風景になる。(Instagramのプラグイン使っているので、正方形になっていてすみません……)
これは四谷三丁目の交差点を撮ったもの。建物が傾いているのでこれが広角レンズということがわかる。
28mmの感覚は、「見たまま」ではまったくないものの、「普通に眺めている視界がすっきり入る」感じだ。55mmだと、どうしても視界の一部を切り取る感覚があったけれど、28mmは全部入ってくれる。被写体を選ぶときの感覚も、55mmはスポットで選ぶ感覚だけれど、28mmだと空間を探すような感じになる。
次の写真。これは先日のライブの写真なんだけど、55mmだと一人をズバッと切り取る感じになってしまうけど、28mmだと周りも入るんですよね。空間が写っている感覚。
娘との旅行の写真。これも、後ろに向かって空間が入り込む。
55mmで同じようなことをしたのがこれ。同じように奥へと向かう斜めのラインがあるけれど、28mmほど強調されない。あくまで背景として収まってしまう。
28mmといえば、RICOHのGR。実は昔、GRを持ち歩いたこともあった。けどそのときは、この28mmがうまく使えなかった。今ならちょっとはうまく使えそうな気がする。

RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175740
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2013/05/24
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ということで、しばらく28mmを付けてみようと思います。