フロー体験などで有名な心理学者チクセントミハイの研究によれば、創造的なひらめきを得るまでには5つのプロセスが存在するという。
- 準備
- 培養
- ひらめき
- 評価
- 精錬
培養の時間については、ジェームス・ヤングが『アイデアのつくりかた』でも触れられているし、外山滋比古の『思考の整理学』でも時機の熟成が必要だとされている。

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チクセントミハイは、無意識のなかで情報処理が進んでいるというが、おそらくそうだろう。そしてそれは、ただ時間を過ごすのではなく別のことを考えていたほうがよいという研究成果も存在する(ベンジャミン・ベアードの実験)。
企業内でワークショップを実施する場合、特に数日まとめて実施する場合の制約は、こうした思考の培養にかけられる時間が限られる点にあるだろう。

どうしてあの人はクリエイティブなのか?―創造性と革新性のある未来を手に入れるための本
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