彼女たちが進んでリーダーとなるためには、家庭などと両立可能な労働条件を整えるだけでなく、これまでのアイデンティティと矛盾しないリーダー像を持てるようなきっかけが必要なのです。
これほんと重要ですね。リーダーシップのありかたは、百人いれば百通りあるくらい多様です。共創を促すファシリテーター型 のリーダーシップは、男性よりも女性のほうが得意だと思います。
・共感する
・支える
・コミュニケーションによりつながる
一方、男性が強みを発揮する分野も当然あります。もしかしたらピンチのときなどは、無神経なまでの強引さや決断が役立つこともあるかもしれません(女性が決断できないという意味ではなく)。
最初は女性が成果を発揮しやすい分野、たとえば共感が必要な企画の領域などの分野について、女性進出を促していくのもありなんでしょうね。
こうしたリーダーシップのヒントは、U理論にも求められそう。オットー・シャーマーの論文が日本語訳されて提供されているので、ご紹介します。
チェンジ・エージェントさんのあとがき
比較的変化が画一的だった20世紀では、問題のパターンをすばやく認識して、すでに持っている答えをあてはめるだけでも、他の人よりも速く、効率的であれば一定の成果を挙げることも可能でした。
ところが、複雑で変化の激しい21世紀においては、この問題のパターン認識とダウンローディング的な反応では通用しないことが明らかになっています。まさに、「ジェネレイティブ(生成的な)」思考とリーダーシップが求められています。
に、女性の発揮すべきリーダーシップの一端が示されている気がします。