最近、写真のアップをしていたら知り合いの凄腕カメラマンのトニーさんから、「なんでも上手になってどうするの?」って聞かれた。
正直、僕自身がどこに向かっているのか、本人もわからないんだけど、とにかく今来たものを「分かりました!」と受け入れ、最善をつくすしかないんですよね。それが一番いい。
今回の料理の撮影も、急遽リリーフ役をすることになって、だいたいこういう撮影の大変さを知っているにも関わらず安請け合いしてしまった。というか、もうそうしないと回らない状況だったんですよね。
で、最近わかってきたことは、引き受けるべき仕事はスケジュールがちゃんと合うってこと。今回の仕事も、冷静に段取りを計算してみると、ちゃんと行けるんですよね。逆に、これは取りたい!と思っているプロジェクトも、スケジュールで受けられないこともある。
ジョブズのいうコネクティング・ドッツを信じているので、こうした撮影技術もどこかで像を結ぶはずです。そしてそのストーリーはちゃんと、どこかで段取りがなされている。僕はその段取りを信じて、とにかく今ここに集中すればいい。そういう感じになってきました。歳でしょうか(笑)。
だからいよいよ、「あるべき姿とのギャップ」なんていうギャップ分析が無意味に。今、想定しうる「あるべき姿」なんて、どこまで意味あるのかなって思う。ギャップを埋める計画をしても、それは8割がた裏切られるんですよ。じゃあ、その裏切りのほうにかけた方がいい(笑)。
リーンスタートアップも、従来のギャップ分析の無意味さからきてるんですよね。ベンチャーが理想の姿を設定したって、そうなりっこないわけだし、その理想の姿が逆に発想の制約になりかねない。
ということで、撮影もやってます(笑)。
追記
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