LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

小山龍介公式ブログ

起業は受動的である

ご縁があって、郡山でビジネスモデルブラッシュアップ講座を実施している。 「既成概念にとらわれない発想力を身につけよう!」 「ワールドカフェ手法による共創を体験しよう!」 「バリュープロポジション・キャンバスを描いてみよう!」 「ビジネスモデル…

Apple Watch Series3雑感「通知デバイスから閲覧デバイスへ」

Series2からのアップデート。 www.apple.com プロセッサの高速化がうれしい まず当たり前だけど、キビキビ動く。初代から比べたら格段の違いで、アプリの立ち上がりにイライラさせられることもずいぶん減った。動作だけみても、Series2からの買い替えをして…

スマートEXにより、Apple Watchだけで新幹線利用が可能に

9/30からスマートEXがスタート。 https://smart-ex.jp/top.php 交通系ICカードを登録すると、ウェブで新幹線を予約しICで入場できるようになるスグレモノ。ものの数分で登録できます。 今までのEX予約、一番のネックはICカードの脆弱性でした。どういうわけ…

不完全な知識を前提としたアブダクションは、イノベーションに欠かせない

この記事と関連して。 www.lifehack-street.com アブダクションは、前提として不完全な知識が前提となる。完全な知識を手にしているという前提では、アブダクションも演繹も区別はつかなくなる。 本稿ではまずアブダクションの役割を再検討して、アブダクシ …

アブダクション思考のトレーニングとしての即興(インプロヴィゼーション)

アブダクションはインダクション(帰納)とは大きく異なる。帰納は、事例を列挙していく中で共通項を探していく推論だが、アブダクションはそうではない。 アブダクションの定式 アブダクションは次のように定式化される。 驚くべき事実Cが発見される しかし…

真因にたどり着いているか

山形大学工学部でのワークショップの中で、米沢市のもつ問題の再定義を行った。これが示唆的だったので共有したい。 www.lifehack-street.com 地域課題はさまざまあるが、表面に見えている「問題」は、実際には問題のあくまで表層に過ぎず、その真因がある。…

山形大学工学部での地域課題解決プログラム

今日から二日間、山形大学工学部で「山形大学キャリア形成特別講義」を実施しています。午前中、デザイン思考を学び、そのノウハウを使って社会課題を解決するという内容になっています。 米沢市は、ほかの地方都市と同様、さまざまな社会課題を抱えています…

仕事に集中したいなら、二酸化炭素濃度をコントロールせよ

この記事に触発されて。 chibiblog.hatenablog.com こういう機械を買いました。これがすごい。 coxfox(コックスフォックス) 二酸化炭素濃度計 二酸化炭素濃度測定器具 【付属品:ACアダプター、単三形アルカリ乾電池×4本、取扱説明書】 GC-02 出版社/メーカー…

「直接的な贈与」ではなく、「〈場〉を経由した贈与」が負債感を小さくする

先のブログを少し補足しておきたい。 www.lifehack-street.com 大澤真幸は、『現実の向こう』のなかでこのように書いている。 しかし、贈与そのものが、より過酷な差別を生み出しうるのです。贈与は、受け取り手の送り手に対する負債感を媒介にして、受け手…

人にあてて贈与するのではなく、〈場〉にこそ与贈すべきである

人に期待すると裏切られることはある。これはしょうがない。そういうものだから。期待するのが間違っていると思う。そういう意味で、過度な期待はせず、しかししっかり関わっていこうという意味で、前回の記事を書いた。 www.lifehack-street.com 別の言い方…

地域に関わる寂しさ

地域に関わるときに難しいのは、基本的に外からやって来る人間というのは、招かれざる客だというところにある。もし地域が平和であれば、外からやって来る人などはいらないのである。地域がうまく行っていないから、「なんとかしてくれるかもしれない」とい…

〈場〉としての日本遺産の可能性

日本遺産プロデューサー派遣事業を通じて日本遺産に関わるようになって二年目。日本遺産の果たすべき役割が、クリアになってきた。 日本遺産というのは文化庁が行っている認定事業。2020年までに全国で100ヶ所程度が認定される予定で、2017年までに54ヶ所が…

発達という創造活動に導く「頭一つの背伸び」

この二つの記事の続きです。 www.lifehack-street.com www.lifehack-street.com ヴィゴツキーが「頭一つの背伸び」と呼んだ発達過程はどのようなものなのか。ニューマンとホルツマンはそれをパフォーマンスと呼ぶ。自分でない人物を演じることによって、自分…

分析単位を「行動」から「活動」へと変えることで「成ることの理論」が生まれる

この記事の続きです。 www.lifehack-street.com 心理学が「行動」を分析単位としてきたが、それは不十分だった。社会文化歴史性を無視することになるし、新しいものを生成する主体としての人間も無視してしまうことになる。行動を単位として研究することによ…

人間のサブジェクティヴィティー

名古屋商科大学の岩澤先生におすすめされた読み始めた『遊ぶヴィゴツキー』(ロイス・ホルツマン著)が面白い。 物理学が物質を、天文学が星々を研究するようにして、心理学は人間を研究することになった。こうしてきわめて容易に、心理学は人間であることの…

製品のデザインからディスコースのデザインへ

人工物、すなわちデザインの対象は、製品から商品、サービス、コミュニティー、さらにインタフェース、マルチユーザーシステム/ネットワーク、プロジェクト、ディスコース(ディスクール)へと広がっていく。この軌道に従い、流動的で、非規定的で、非物質…

言葉の「定義」というものの意義を高く評価するべきではない

少し長くなるが、引用する。 プラグマティズム入門 (ちくま新書) 作者: 伊藤邦武 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/01/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (7件) を見る この思想(プラグマティズム:引用者注)は一般に、言葉の「定義」という…

美醜の二のない世界としてのニライカナイ

新編美の法門 (岩波文庫) 作者: 柳宗悦 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1995/11/16 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (3件) を見る 柳宗悦「美の法門」P88-100のメモ。 『大無量寿経』に書かれた48の大願の四番目に次のような文言が…

新しい形式を生み出す契機としてのワークショップ

美術と知能と感性―認知論から美術教育への提言 作者: アーサー・D.エフランド,Arthur D. Efland,ふじえみつる 出版社/メーカー: 日本文教出版 発売日: 2011/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『美術と知能と感性』 刺激と反応を客観的に観察…

あけましておめでとうございます

2016年はいろいろなことがありました。一番大きな変化は、移住雑貨のお店「ニライカナイ」を自由が丘にオープンしたことですね。 新規事業「ニライカナイ」が立ち上がりました www.nirai-kanai.okinawa 移住雑貨のお店『ニライカナイ』 3/29にルーツの今津さ…

AirPods雑感

AirPodsを使ってしばらく立つんだけど、ちょっと雑感。 音についてはよくわからない。そもそも外で聞く時点でそんなに期待しないわけだけど、今まではノイズキャンセリングばかりつかっていたので、外の雑音が気になってしまう。これはAirPodsでは同しようも…

難易度を徐々に上げて学ぶ「英語多読法」

2017年は英語学習の年にしよう!と思いたち、年末から早速スタート。英語の学習法については、いくつか信頼している方法があるのだが、これもそのひとつ。英語をとにかくたくさん読むというもの。それも、使われている単語数の少ないものから徐々に難易度を…

2016年ベストガジェット5

2016年を振り返ってみて、生活を変えたベストガジェットといえば、これ。 www.apple.com Felica、いわゆるおサイフケータイに対応しておらず、今まで不便を強いられてきたiPhoneユーザーが、一気にユーザビリティを逆転したのがこれ。スマホをかざすよりも簡…

メタフィクションとしての『この世界の片隅に』から生まれる二重の居場所

居場所をめぐる物語。戦争の中で居場所を失う人たち。その失われてしまった居場所をていねいに描き出した作品。 すずの描く世界と現実の世界とが二重写しになって、そしてずれていく。あったはずの未来と、実際の現実。居場所は、私が居る場所であり、居なか…

モバイルバッテリーからMacBookへの充電

MacBook のいいところといえば、モバイルバッテリーからの充電が可能なところだろう。標準のUSBからUSB type-cに変換するケーブルを使えば、市販のバッテリーから給電・充電できてしまう。 バッテリー容量は39.5Wh。写真のモバイルバッテリーが83.6Whなので…

なぜ日本の子どもたちがひとりで学校に行けるのかーーそれは助けなしに行けるからではない

なぜ日本の子どもたちがひとりで学校に行けるのか。 www.theatlantic.com その答えは、自分でなんでもできるから(self-sufficiency)ではなく、世間への信頼(group reliance)があるからだ。「日本の子どもは早いうちから、コミュニティのメンバーであれば…

iPhone7 plusの画角56mmは風景に使える

これは東京ビックサイトからの眺め。これをiPhone7pkusの2倍ズームでとっている。35ミリ換算でこれは56mmの画角。端っこを見てもあまり歪んでない。 使って見てわかったのが、ポートレートよりもむしろ、こういう風景の方が使い勝手が良さそうだということ。…

時間を重ねるための技術

時間は重層的なものなので、その時間をどのように重ねるか、がキーになってくる。それは地域おこしの文脈でも商品開発でも、また芸術の分野でも同様である。時間をどのように重ねるということについての方法が必要になってくるのである。 地域おこしにおいて…

浅はかさから逃れるためにー『自分を捨てる仕事術』

【献本御礼】 自分を捨てて仕事ができている人は、本当に少数だと思う。最初は謙虚に捨てられても、いろいろと知識を身につけて行く中で、捨てられない自分が出てきてしまう。 捨てられなくなると、新しい知識や知恵が入ってこなくなる。帯には三年間マネし…

『秒速5センチメートル』に描かれる微細な時間

秒速5センチメートル。新海誠の魅力は、この速度が感じられるような寄りの場面に流れる時間と、そんな時間がまったく感知できないような宇宙時間の併存にある。 『ほしのこえ』では、光の速度で8年かかる距離にながれる「ほし時間」に、コンビニに立ち寄っ…